2013年6月30日日曜日

Change the World


ドラえもんの道具で「もしもボックス」ってあるん知ってる?

最近見んくなった公衆電話ボックスみたいカタチで、
受話器に「もしも◯◯やったら」っていうと、
実際その世界になるんよ。





















俺は人間って「もしもボックス」みたいな機能あるって思ってるん。
願ったことを行動していきゃ実現する。

まぁキチンと実現するかどうかってのは、願うモノによって変わるかも知れんけど、
思ってることによって、少なくとも世界の見え方は変わるよな。



「もしも」って言葉、子どもの頃からよく使ってた。

「もしも俺が親やったら・・・」
「もしも俺が教師やったら・・・」
「もしも俺が先輩やったら・・・」
「もしも俺が警察やったら・・・」
「もしも俺が政治家やったら・・・」

皆も経験あるんちゃうかな?

旅してて、面倒くさいボッタクリとかにあった時も、
「もしも俺がこの国に生まれてたら・・・」
って考えたら、結構納得できることも多いし、
仕事でも人間関係でも、相手のことをちゃんと想像するって大事よな。


俺はたまに色んなお題を設定して、自分なりの策を考えたり具体的な妄想をしたりするん。

「もしも」って言葉をネガティブじゃなく使ってみると、
自分は何が嫌か、問題に思ってるか、甘えてるか、
自分が何もんかをくっきりさせてくれる。


「もしも俺が世界を変えれるとしたら、どう変える?」

こんな質問を自分にしたことあったん。

戦争、差別、貧困、環境問題、いじめ、病気、、
色々な問題あるよね。

どの問題も出来たら解決したいし、
俺は自然が好きやから、特に自然環境のこととかが気になりやすいんやけど、
自分にとっては壮大で、妄想がすぐストップしがち。

ただ、そういう問題がこれ以上大きくなるよう加担せず、
ヤバイって知ってるのに動かないってことばっかで過ごすのも辞めて、
一歩でも、微力でも、解決に向かう生き方をしておきたいとは思うん。



前置きが長くなったけど、
「どういう店にしようか?」と考えた時、
こういったスタンスを大事にしたいってのはあったん。

のんのがもう少し大きくなり、
少しずつこの世の中のことを知っていった時、
親として胸をはって生きていたいしね。

























安い・便利だけを追求し、工場で色んなもん混ぜて作られたものより、
出来るだけ関わってきた人の顔の見えるもの、
安心で想いのこもったものを使いたい。

食べて飲んで、カラダが健康になるものを
世界のどっかの誰かが困らないものを。

そういった意味で素敵ものを提供する店はいっぱいある。

これから創る店は、そっから更に、
来た人の人生・ライフスタイルに影響を与えるとこまでいきたいなと。

別に人の価値観を何から何までひっくり返したいとかじゃなくて、
こういうのもあるって知ることによって共感する人がうまれ、
もっと楽しく気持ちよく生けるような仲間が出来たら嬉しいだけ。

「正しさの押し売り」はしたくない。
そういう人や場ってのは、俺も苦手ですぐ出たくなる。
団体行動とか、すぐ抜けだしちゃうし。

キラキラした瞳で真面目に来られたりしたら、
つい避けちゃう時あるけど、自分の中では色々考えたりってあるん。


俺が気持よく考えれる時ってどういう時か振り返ったら、

キャンプをしてて自然満喫してる時に、
「やっぱ自然って大事やなぁ」って思ったり

美味しいもんを味わった時に、
「こんな美味しいもんがある地球に感謝やなぁ」とか

自然に即した素敵な生き方してる人と出逢って、
「こういう風に生きたいな」って憧れたり

そのものの良さを味わってる時には、
気持よく「やっぱ大事やなぁ〜」って思えるん。

自分の店でも、そういった時間をどんどん創っていきたい。

東京に長く住んでしまうと生き方がカチカチになりがちな気がして、
そういう人に会うとほぐしたくなるんよね。



これからやる店は、
想いのこもった自然なもんを美味しくだす。

そして、飲食をする場としてだけではなく、
大好きな音楽ライブをしたり、
色々なイベントを開いたり、
コミュニティが出来ていく空間。

そういうのは、今までのまたたびでもあったんやけど、
もっと濃く深くしていこうかなと。

店の全てに俺の好きなもんを落としこんで、こだわりしかない店にしたい。

やりすぎて儲かりにくい店になるかも知らん。
でも、俺がいいと思ってるもんを、
いいと思う人はいるはず。

旅とか野外パーティーとか行ったりすると気づくんやけど、
俺が好きなことを実践してる人や共感する人ってたくさんいる。

世の中の多数派ではないんかもしれんけど、十分いると思うん。




なんか長くなってきたわりに、
思ってることまだまだブログに書けてないけど、
これからの店のスタンスみたいなとこがちょっとでも伝わればええな。

具体的に、どういうもん出していくかも、
ちょっとずつブログに書いていくわ。

これ以上真面目なんは恥ずかしいけど、
ここまで来たら、これだけはブログで宣言しとく!


これからやる店の俺の中のテーマは、


「Change the world」

大人たちにステキな今を!
子どもたちにステキな未来を!
世界を変える!!
まずは自分から!!



2013年6月25日火曜日

Positive?Negative?Active!!


またたび1人になって、もうすぐ2ヶ月。
(実際はあいちゃんがいるけど、元々やってた3人が1人にってこと)

店をやってりゃよくある話とはいっても、
いざ我が身に起こると、想像よりダメージ食らったね。

全部のことに予兆がないわけじゃなかった。
気づいてはいたが、ごまかしごまかしやっていた。

ヒビが入った状態は、ちょっとした衝撃で一気に砕けた。




5月の頭に1人になる決断をしてからは、思考タイム。

またたび続ける?辞める?

こっから2ヶ月は日本とびまわるし、
週末店をあけられへん。
このまま店続けたら、まず支払いができへん。

スパっと辞める?
またたびがなくなるんは嫌や!

またたびを続けることが1番大事?
そろそろ家族と一緒に住みたい。
そしたら東京じゃなくなる。

東京を出てもいいけど、この出方は嫌や!
やり遂げて出たい!
今まで全部そうして来たやろ!

やり遂げるってなんや?
さんざん自由に店やって、借金も返せた。
もう何のマイナスもないし、
ここで辞めてもプラスでしかないやろ!

それは分かるんやけど、
ただ自分の中でスッキリしない。

なら、いつまでや?
そもそも、もう東京飽きてたやんけ!
麻由もやめたらって言ってる。

金の為に店やるんか?
それは違う。そもそも稼ぐだけならちゃうことしてる。

店を経営してる奴って、周りにカッコつけたいから?
そんなこと、俺のかっこ良さの基準に入ってない。

こんなしょうもないコトで終わりにしたくないっていうただの意地なのか?
正直ちょっとはある。
意地ってそんなに悪いもんか?
意地をええ方向に使え!

辞めてしまえば楽になる?
楽になるためだけに生きてるわけじゃない!

直感?頭?
どっちであっても自分や!

やるべき?やりたい?
麻痺してる時は、今の現実に飲まれてるだけ。
肌で分かりにくくなったら進むしかない。

鈍くなって来た時は、
まず動けば、感覚は鋭くなる。

動けば分かる。
動けば変わる。





ちょっと冷静になり振り返ってみると
店で起こる問題っていまんとこ全部、想像の範囲内というかベタな問題やった。

これは昔から自分が考えこんでしまった時に思うようにしてることなんやけど、

「こんな悩みなんて、人類の歴史で考えたらベタベタで、
先人たちが余裕で乗り越えて、解決策もだしまくっとる!」

改めてこのことを確認して、
自分と十分向き合ったら、結局
「さぁそこで俺はどうしよう!」
って思えるようになる。

俺がワクワク出来んかったらやらんでいい。
こっからどないすれば、ワクワク出来るか?

まだ店でやりたいことある!

俺がイイって思ったことを、もっと発信して
俺の好きなもんを好きって奴が
もっと周りにいる人生を生きたい!

俺がイイと思ってること全部やって、ダメならダメでしゃーない。
やったらワクワクするかもってことを、やめる理由なんてない。

店に1人でいる時は、何度か思考がループしながらも、
またたびをやる覚悟は決まった。

さぁどうせやるなら、どないやるか?



2013年6月24日月曜日

Into the Story



さぁブログを始めよう。

東京下北沢で「またたび」という酒場を初めて2年半程たつ。

まぁ自由にやってきた。

ロクな看板もださず、一見さんはまず来ない。
友達か紹介でしかくることはないから、
一緒に席に座って酒を飲んでは酔っぱらう。

眠くなったら寝て、起きたくなったら起きる。

何か面白い誘いがあれば、すぐ店を抜け、
震災後は、宮城に3ヶ月行ったり、
ピースボートで3ヶ月世界一周。
年に数回は、沖縄や北海道をはじめ、行きたいことに行く。

店として常に課題はあったが、
貪欲に追求することはなく、
のらりくらりとやってきた。

またたびの給料は、
利益がでたらみんなで山分け。
「海賊スタイル」ってやつなんかな?

大金ではなかったが、
自分のモノはほとんど買わんし、
家族にちょこっと生活費を渡し、
たまに外食や家族旅行が出来た。


店はじめる時に、最初に借りたお金も返せたし。
人と比べたり、普通とか考えたりせんかったら
この働き方で、この暮らしが出来てるって
スゴイことやなって改めて思ったり。


この店にせよ、旅でも結婚でも、
万全の状態になってから行動するより、
とりあえずまずやってみる。いってみる。

そりゃ何かを初める時って、
「今じゃない」もっともらしい理由はスグ浮かぶけど、
俺が好きな人ってのは、
「準備して不安をなくして」って人より、
「とりあえずやってみる!」っていう人。

そういう人に憧れ、自分もそうやってきた。




今年になって、店の仲間が1人抜け、2人抜け、
1人になった。






まぁそれぞれ事情があり、
俺がカッコつけて別れたのもあり、
1人になった今、
「さぁこれからどないして生きていこうか?」
という時期なわけです。

このまま「またたび」をやっていくのか?
店を閉めて、家族とゆっくり過ごすことも出来る。
新しい土地に移ることも出来る。

生活費ぐらいは、なんとかなる自信はある。

何かと選ぶと何かを捨てることになる。



こういう時は、20才で大学を辞めると決断した時のことを思い出す。

「人生1回きり、いつ死ぬか分からん」
「安定を求めるより、不安定に強くなろう」
「器用に生きてくより、夢中に生きていこう」

選択の基準は、その頃から何も変わってない。

自分が物語の主人公になると、どんな逆境もチャンスでしかない。

頭の中を文字にすることで、
自分を客観的に見て、自分の真ん中を確認するため、
応援してくれてる人に素直な気持ちを伝えるため、
ブログをはじめてみます。